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ゲームプランナーのためのClaude Code完全活用ガイド — 仕様書からバランシングまで

ゲームプランナーのためのClaude Code完全活用ガイド — 仕様書からバランシングまで
TL;DR — 要点まとめ
  • Claude CodeのPDCAスキルとエージェントを活用すれば、仕様書作成→検証→技術仕様書への変換を自動化できる
  • Pythonスクリプトの即時生成により、バランシングシミュレーション、KPI分析、データ可視化をコーディング経験なしで実行できる
  • Google Sheets連携、確率検証、経済シミュレーションなど、プランナー実務にすぐ適用可能な12の実践パターンを扱う
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はじめに

本ガイドは、プログラミング経験のないゲームプランナーがClaude Codeを業務に即座に活用できるよう作成された教育資料です。コードを直接書く必要はなく、Claudeに自然言語でリクエストする方法を中心に説明します。

この文書は社内研修やワークショップ資料として活用できるよう構成されています。

本ガイドの内容

Partテーマ核心となる問い
Part 1基礎設定Claude Codeをどう始めるか?
Part 2仕様書ワークフロー企画書をどう体系的に書き、検証するか?
Part 3データ分析&可視化データをどう分析し、見せるか?
Part 4ゲームバランシング数値設計をどう自動化するか?
Part 5エージェント総合活用どのエージェントをいつ使うか?
付録プロンプト集そのままコピーして使えるプロンプト

Part 1:基礎設定

1-1. Claude Codeとは?

Claude CodeはAnthropicが提供するターミナルベースのAIアシスタントです。通常のチャットとは異なり:

  • ファイルを直接読み書きできる
  • Pythonスクリプトを作成・実行できる
  • 複数のエージェントを同時に活用できる
  • プロジェクトのコンテキストを理解し記憶する

1-2. プランナーに必要な最低限の環境

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必須:
  - Claude Codeのインストール完了
  - 作業用フォルダ(プロジェクトディレクトリ)

推奨:
  - Pythonインストール(データ分析・可視化用)
  - Google Cloudサービスアカウント(Sheets連携用)

1-3. 初回実行 — プランナーのための基本操作

Claude Codeを起動したら、自然言語で話しかけるだけです。

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自分:「企画書のフォルダ構成を作って」
Claude:docs/plan/、docs/design/、docs/data/ フォルダを作成します

特別なコマンドの暗記は不要です。やりたいことをそのまま伝えるだけで大丈夫です。


Part 2:仕様書ワークフロー

ゲームプランナーの中核業務である仕様書作成→検証→技術仕様書変換をClaude Codeで自動化する方法。

2-1. 企画書作成 — /pdca plan

基本的な使い方

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自分:/pdca plan gacha-system

この一行でClaudeが以下を自動生成します:

  • 機能概要
  • ユーザーストーリー
  • 機能要件一覧
  • 優先度分類
  • リスク分析

生成されるドキュメント例

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# ガチャシステム企画書

## 1. 概要
プレイヤーがゲーム内通貨を消費してランダムアイテムを獲得するシステム

## 2. ユーザーストーリー
- プレイヤーは単発ガチャ(1回)を引ける
- プレイヤーは連続ガチャ(10回)を引ける
- プレイヤーは天井(pity)システムで確定報酬を受け取れる
...

## 3. 機能要件
### P0(必須)
- [ ] 確率テーブルに基づくランダムアイテム付与
- [ ] 天井カウンター管理
- [ ] 通貨の差し引き及び不足時のエラー処理
...

より詳細な企画書が必要な場合 — plan-plus

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自分:/plan-plus gacha-system

plan-plusは通常の/pdca planの強化版で:

  1. 意図の探索 — 「なぜこの機能が必要なのか?」をまず質問
  2. 代替案の比較 — 2〜3つの設計案を比較分析
  3. YAGNIレビュー — 今すぐ必要でない機能の削除を提案

企画初期段階でブレインストーミングが必要な場合に効果的です。

2-2. 仕様書検証 — design-validator

企画書作成後、漏れや矛盾がないか自動チェックします。

使い方

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自分:「docs/plan/gacha-system.md の仕様書を検証して」

Claudeが検出する項目

検証項目
欠落フィールド「エラー処理シナリオが定義されていません」
数値の矛盾「報酬上限は10個ですが、報酬テーブルに12項目あります」
用語の不一致「第2節では『ダイヤモンド』、第3節では『宝石』と混用されています」
境界条件の欠落「通貨が0の状態での動作が定義されていません」
依存関係の未定義「インベントリシステムとの連携方式が明記されていません」

実践的なヒント

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自分:「この仕様書に抜けている項目はある?」
自分:「この企画書の中で矛盾している部分を見つけて」
自分:「QAチームが指摘しそうなポイントを事前に見つけて」

2-3. 技術仕様書への変換 — /pdca design

企画書が完成したら、開発チームがすぐに作業できる技術仕様書に変換します。

使い方

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自分:/pdca design gacha-system

変換結果の例

企画書の「確率テーブルに基づくランダムアイテム付与」が以下のように変換されます:

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## API設計

### POST /api/gacha/pull
- Request: { userId, poolId, count: 1|10 }
- Response: { items: [...], pityCounter, remainCurrency }

## データベーススキーマ

### gacha_pools
| カラム | 型 | 説明 |
|--------|------|------|
| id | UUID | ガチャプールID |
| name | VARCHAR | プール名 |
| rates | JSONB | レアリティ別確率 |

### gacha_history
| カラム | 型 | 説明 |
|--------|------|------|
| id | UUID | 記録ID |
| user_id | UUID | ユーザーID |
| pool_id | UUID | プールID |
| items | JSONB | 獲得アイテム一覧 |
| pity_count | INT | 天井カウンター |

プランナーが直接APIやDBを設計する必要はなく、企画意図を技術言語に自動翻訳してくれます。

2-4. 仕様書↔実装のギャップ分析 — gap-detector

開発が進んだ後、仕様書通りに実装されたかを確認します。

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自分:「仕様書と実装コードを比較してギャップ分析して」

結果:

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📊 Gap Analysis Report
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Match Rate: 78%

❌ 未実装項目:
  - 天井カウンター初期化ロジック(仕様書 3.2節)
  - 10連ボーナスアイテム付与(仕様書 3.5節)

⚠️ 仕様書と異なる実装:
  - 確率の小数点処理:仕様書は四捨五入、実装は切り捨て

✅ 正常実装:12/16項目

90%未満の場合、自動で修正提案を受けることができます。


Part 3:データ分析&可視化

プランナーが最も多く活用することになる領域です。Claudeにデータを渡して分析と可視化をリクエストすれば、Pythonスクリプトを自動で作成・実行します。

3-1. CSV/Excelデータ分析

基本パターン

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自分:「data/user_logs.csv ファイルを分析して
      ユーザーの離脱区間を見つけて」

Claudeが実行する作業:

  1. CSVファイルの読み込み(pandas)
  2. ユーザー別プレイパターン分析
  3. 離脱ポイントの検出
  4. 結果の要約と可視化

実践的なリクエスト例

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# 基本統計
自分:「このCSVの基本統計(平均、中央値、分布)を見せて」

# フィルタリング
自分:「レベル30以上のユーザーだけ抽出して課金率を分析して」

# 比較分析
自分:「Aグループ と Bグループのリテンション差を比較して」

# 時系列分析
自分:「月別DAU推移をグラフで見せて」

3-2. KPI指標設計&分析

ゲームKPIフレームワークのリクエスト

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自分:「モバイルRPGのKPIフレームワークを作って。
      カテゴリ別に整理し、各指標の計算式と
      健全な基準値を含めて」

Claudeが生成するフレームワーク:

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## ユーザー獲得指標
| KPI | 計算式 | 健全基準 |
|-----|--------|---------|
| DAU | 日別接続ユーザー数 | — |
| MAU | 月間接続ユーザー数 | — |
| DAU/MAU | DAU ÷ MAU | 20〜30% |

## エンゲージメント指標
| KPI | 計算式 | 健全基準 |
|-----|--------|---------|
| セッション長 | 平均プレイ時間 | 15〜30分 |
| セッション頻度 | 日平均接続回数 | 2〜4回 |
| D1リテンション | Day1接続 ÷ インストール | 40〜50% |
| D7リテンション | Day7接続 ÷ インストール | 15〜25% |
| D30リテンション | Day30接続 ÷ インストール | 5〜10% |

## 収益指標
| KPI | 計算式 | 健全基準 |
|-----|--------|---------|
| ARPU | 総売上 ÷ アクティブユーザー | ジャンルにより異なる |
| ARPPU | 総売上 ÷ 課金ユーザー | ARPUの10〜50倍 |
| 課金率 | 課金ユーザー ÷ アクティブユーザー | 2〜5% |
| LTV | ARPU × 平均寿命 | CPIの3倍以上 |

ファネル分析

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自分:「チュートリアルのファネルデータです。
      ステップごとの離脱率を計算してチャートで見せて。

      Step1_開始:10000
      Step2_キャラ作成:8500
      Step3_初戦闘:7200
      Step4_報酬獲得:6800
      Step5_二回目の戦闘:4100
      Step6_村到着:3800
      Step7_チュートリアル完了:3500」

Claudeが自動的に:

  1. ステップ間の離脱率を計算
  2. コンバージョンファネルチャートを生成
  3. 最も深刻な離脱区間をハイライト
  4. 改善ポイントを提案(例:「Step4→Step5で38%離脱。2回目の戦闘難易度または報酬不足の検討が必要」)

3-3. データ可視化

チャートタイプ別のリクエスト方法

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# 棒グラフ
自分:「カテゴリ別売上データを棒グラフで描いて」

# 折れ線グラフ
自分:「30日間のDAU推移を折れ線グラフで見せて」

# ヒートマップ
自分:「時間帯別・曜日別の同時接続者数をヒートマップで見せて」

# 円グラフ
自分:「通貨消費先の割合を円グラフで見せて」

# 箱ひげ図
自分:「レベル区間別セッション時間の分布を箱ひげ図で見せて」

# 散布図
自分:「プレイ時間と課金額の相関関係を散布図で見せて」

ダッシュボード生成

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自分:「以下のデータでHTMLダッシュボードを作って。
      インタラクティブにフィルタリングできるといいな。
      - DAU/MAU推移
      - 売上推移
      - リテンションカーブ
      - コンテンツ別消費状況」

ClaudeがplotlyベースのインタラクティブHTMLダッシュボードを生成します。ブラウザですぐに閲覧できます。

3-4. Google Workspace連携

Google Sheetsからデータ読み込み

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自分:「Google Sheetsからデータを読み込むPythonスクリプトを作って。
      シート名:『ユーザー統計_2026Q1』
      必要なカラム:date, dau, revenue, new_users」

Claudeが生成するコード構成:

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# 1. Google API認証設定
# 2. シートデータの読み込み
# 3. pandas DataFrameへの変換
# 4. 分析と可視化

自動化ワークフロー

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自分:「毎日Google Sheetsのデータを読み込んで
      自動で日次レポートを生成するスクリプトを作って」

構成:

  1. Sheets APIでデータ収集
  2. 前日比の変化率を計算
  3. 異常値検出(急激なDAU低下など)
  4. サマリーレポートのマークダウン自動生成

Sheetsに分析結果を書き込み

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自分:「分析結果をGoogle Sheetsの『分析結果』シートに自動で書き込んで」

Part 4:ゲームバランシング

4-1. 数値テーブル設計

経験値/レベルカーブ

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自分:「レベル1〜100の経験値テーブルを作って。
      条件:
      - レベル1→2:100 EXP
      - レベル99→100:500,000 EXP
      - 序盤(1〜20)は緩やかに、終盤(80〜100)は急激に
      - カーブタイプ:指数増加

      CSVとグラフの両方を出力して」

Claudeが実行する作業:

  1. 指数関数パラメータのフィッティング(開始値100、終了値500,000)
  2. レベル別必要経験値テーブルのCSV生成
  3. 累積経験値グラフの出力
  4. レベルアップ予想所要時間(分あたりEXP基準)の計算

ステータス成長カーブ

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自分:「戦士クラスのレベル別ステータステーブルを作って。

      基本値(レベル1):
      - HP:500、ATK:50、DEF:30、SPD:10

      レベル100目標値:
      - HP:50000、ATK:3000、DEF:2000、SPD:100

      成長カーブ:HPとDEFは線形、ATKは指数、SPDは対数

      レベル10刻みでテーブルとグラフを見せて」

通貨経済モデル

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自分:「ゲーム経済シミュレーションを作って。

      日次流入:
      - デイリークエスト:ゴールド 500
      - ダンジョン報酬:ゴールド 300〜800(平均550)
      - ログインボーナス:ゴールド 200

      日次流出:
      - 装備強化:ゴールド 100〜2000
      - 消耗品購入:ゴールド 200〜500
      - ガチャ:ゴールド 300(1回)

      30日シミュレーションで
      ゴールドのインフレーションが発生するか確認して」

結果:

  • 日次純収益の変化グラフ
  • 30日後の予想保有ゴールド分布
  • インフレーションリスク区間の表示
  • 調整提案(例:「Day 15から流入が流出を超過。ゴールドシンクの追加が必要」)

4-2. 確率シミュレーション

ガチャ確率検証

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自分:「ガチャの確率表をシミュレーションで検証して。

      確率:
      - SSR:1.5%
      - SR:13.5%
      - R:85%

      天井:90連以内にSSR未獲得時に確定
      10連ボーナス:SR以上1体確定

      10万回シミュレーションで:
      1. 実際のSSR獲得率が表記と一致するか
      2. 天井まで行く割合
      3. SSR 1体獲得までの平均投資量
      を確認して」

Claudeが実行するモンテカルロシミュレーション

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📊 シミュレーション結果(10万回)
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実際のSSR獲得率:1.52%(表記:1.5%)✅
天井到達割合:25.3%
SSR 1体までの平均:47.2回(中央値:42回)
SSR 1体までの最悪:90回(天井)

💡 分析:
- 4人に1人は天井まで行く
- 平均課金額(1回300円基準):14,160円
- 上位10%の幸運:12回以内にSSR獲得

ドロップ率シミュレーション

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自分:「ボスドロップテーブルの期待収益を計算して。

      ドロップテーブル:
      - 伝説武器(0.5%)
      - 英雄装備(5%)
      - レア素材(20%)
      - 通常素材(74.5%)

      各アイテムのゴールド価値:
      - 伝説:100,000
      - 英雄:10,000
      - レア:1,000
      - 通常:100

      ボスを100体倒したときの予想収益分布を見せて」

4-3. 戦闘バランシング

DPS/EHP分析

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自分:「5つのクラスの戦闘バランスを分析して。

      戦士:HP 5000、ATK 300、DEF 200、SPD 80、スキル倍率 1.5
      魔法使い:HP 2500、ATK 500、DEF 80、SPD 100、スキル倍率 2.0
      弓使い:HP 3000、ATK 400、DEF 100、SPD 120、スキル倍率 1.8
      ヒーラー:HP 3500、ATK 150、DEF 150、SPD 90、スキル倍率 1.0(ヒール)
      アサシン:HP 2000、ATK 450、DEF 60、SPD 150、スキル倍率 2.5

      DPS(秒あたりダメージ)とEHP(有効HP)を計算して
      バランスが取れているかレーダーチャートで見せて」

難易度カーブ分析

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自分:「ステージ1〜50のモンスターデータCSVを渡すね。
      難易度カーブが自然かを分析して、
      難易度が急上昇する壁(wall)区間を見つけて。

      比較基準:
      - 同レベルプレイヤーの平均ステータス対比モンスターステータスの比率
      - クリア予想時間の変化」

Part 5:エージェント総合活用

5-1. プランナーが知るべき主要エージェント

エージェント一言で説明プランナーの活用シーン
product-manager要件分析+ユーザーストーリー作成企画初期、要件整理
design-validator仕様書の完成度検証企画書レビュー段階
gap-detector仕様書 vs 実装の比較QAまたは開発中間チェック
qa-strategistQA戦略策定テスト計画作成時
code-analyzerコード品質分析開発成果物の検収時
report-generator完了レポート生成マイルストーン完了時

5-2. 実践ワークフロー — 新機能の企画からリリースまで

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Step 1:企画 — /pdca plan {機能名}
         ↓
Step 2:検証 — design-validatorで仕様書チェック
         ↓
Step 3:技術変換 — /pdca design {機能名}
         ↓
Step 4:実装中間チェック — gap-detectorでギャップ分析
         ↓
Step 5:品質検収 — code-analyzerでコード品質確認
         ↓
Step 6:完了報告 — /pdca report {機能名}

5-3. エージェントの呼び出し方

エージェントは自然言語で自動的にトリガーされます:

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「この仕様書を検証して」          → design-validator が自動実行
「実装は仕様書通りになってる?」    → gap-detector が自動実行
「コード品質を分析して」           → code-analyzer が自動実行
「完了レポートを作って」           → report-generator が自動実行

Part 6:実践シナリオ集

シナリオ1:新キャラクターのバランシング

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自分:「新キャラクター『炎術師』を追加したい。
      既存5クラスのステータステーブル(CSV)がこれです。

      炎術師のコンセプト:
      - 高火力の遠距離ディーラー
      - 体力が低い
      - 範囲攻撃特化

      既存バランスを崩さない
      ステータス範囲を提案して」

シナリオ2:イベント報酬設計

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自分:「7日出席イベントの報酬テーブルを設計して。

      制約条件:
      - 総報酬価値:有料通貨1000円相当以下
      - 日を追うごとに魅力的な報酬に
      - 7日目に最大の報酬(離脱防止)
      - ゲーム経済への影響分析を含む」

シナリオ3:A/Bテスト結果分析

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自分:「チュートリアルのA/Bテスト結果です。

      グループA(既存):1000人、完了率35%、D7リテンション18%
      グループB(新規):1000人、完了率52%、D7リテンション22%

      統計的に有意な差なのか検定して。
      信頼区間95%基準で。」

シナリオ4:コンテンツ消化速度の予測

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自分:「現在のコンテンツ状況:
      - メインストーリー:50チャプター
      - デイリークエスト:5種
      - 週間ボス:3種
      - イベント:隔週1回

      ヘビーユーザー(日4時間)とライトユーザー(日30分)基準で
      コンテンツ消化完了までの時間を予測して」

シナリオ5:競合分析フレームワーク

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自分:「競合RPG 3つのガチャシステムを比較分析するフレームワークを作って。

      比較項目:
      - 確率体系
      - 天井システム
      - 無料通貨の供給量
      - 課金効率(1万円あたりの期待SSR数)

      Excel形式で整理して」

付録A:プランナーのためのプロンプト集

仕様書関連

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# 企画書作成
「XXXシステムの企画書を作って。ユーザーストーリー、機能要件、優先度を含めて」

# 仕様書検証
「この仕様書に漏れている項目や矛盾している部分を見つけて」

# 技術仕様書変換
「この企画書を開発チームがすぐ作業できる技術仕様書に変換して」

# 仕様書比較
「v1仕様書とv2仕様書の違いをまとめて」

データ分析関連

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# 基本分析
「このCSVデータの基本統計と分布を見せて」

# 異常値検出
「このデータで異常な値やパターンを見つけて」

# 相関分析
「プレイ時間、レベル、課金額の間の相関関係を分析して」

# コホート分析
「登録月別コホートのリテンションカーブを描いて」

バランシング関連

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# 数値設計
「レベル1〜Nの成長テーブルを作って。条件:...」

# 確率検証
「この確率表をN万回のシミュレーションで検証して」

# 経済分析
「通貨の流入/流出データでインフレーションシミュレーションを回して」

# バランスチェック
「このクラス別ステータスでDPS/EHPを計算してバランスを確認して」

可視化関連

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# 単一チャート
「XXXデータを[棒/折れ線/円/ヒートマップ]チャートで描いて」

# ダッシュボード
「このデータセットでインタラクティブなHTMLダッシュボードを作って」

# Google Sheets連携
「Google Sheetsの『XXX』シートのデータを読み込んで分析して」

付録B:トラブルシューティング

よくある問題と解決法

問題原因解決
「CSVが読めない」ファイルパスが間違っている絶対パスまたは相対パスを確認
「チャートが出ない」Python/matplotlibが未インストールpip install matplotlib pandas を実行
「Google Sheetsに接続できない」認証が未設定サービスアカウントキーファイルの設定が必要
「シミュレーションが遅すぎる」シミュレーション回数が多すぎる1万〜10万回程度に調整

効果的なリクエストのポイント

  1. 具体的な数値を含める — 「バランシングして」❌ → 「HP 5000、ATK 300基準でDPSを計算して」✅
  2. 出力形式を指定する — 「分析して」❌ → 「CSVと棒グラフで見せて」✅
  3. 制約条件を明示する — 「報酬を作って」❌ → 「総価値1000円以下、7日出席基準で」✅
  4. 比較基準を示す — 「これ大丈夫?」❌ → 「D7リテンション20%基準で改善されたか確認して」✅

おわりに

Claude Codeはプランナーの業務を置き換えるツールではなく、プランナーの判断をデータで裏付けるツールです。

  • 仕様書:構造化と検証を自動化するが、企画意図はプランナーが決める
  • データ:分析と可視化を自動化するが、解釈と意思決定はプランナーの役割
  • バランシング:シミュレーションと計算を自動化するが、楽しさの基準はプランナーが定める

Claudeは完璧ではありません。重要な数値や判断は必ず自分自身で確認してください。

この記事は著者の CC BY 4.0 ライセンスの下で提供されています。